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離乳食の卵いつから?進め方スケジュールと卵黄1個の目安量

離乳食の卵いつから?卵黄1個は多すぎ?管理栄養士ママが国の目安で回答 離乳食・幼児食

「離乳食の卵、いつから?卵黄1個って多すぎない?」

卵は、離乳食でいちばん気をつかう食材だと思います。

「いつから?」「卵黄と卵白、どっちが先?」「卵黄1個は多すぎ?」と、検索する人が多いのも納得です。

私は管理栄養士で、5歳と3歳の2人を育てました。上の子は乳児湿疹とアトピーがあったので、卵はとくに慎重に進めました。

この記事では、国のガイドと日本小児アレルギー学会の資料をもとに、我が家の進め方もあわせてお答えします🥚

結論:5〜6か月ごろ、固ゆで卵黄を1さじから。卵黄1個は7〜8か月の目安量

  • 国のガイドでは、離乳食に慣れてきたら固ゆでした卵黄を1さじから。卵黄が先、卵白はあと
  • 7〜8か月の1回の目安が「卵黄1個〜全卵1/3」。だから卵黄1個は多すぎではない。ただし1さじから増やした先の量
  • 遅らせてもアレルギーは防げない。国のガイドにはっきり書いてある
  • 湿疹がある子だけは別ルール。小児科の先生と相談して、6か月ごろから微量ずつ(アレルギー学会の提言)
  • 我が家は6〜7か月に固ゆで卵黄を耳かき1杯から。必ず平日の午前中に食べさせた

いつから?国のガイドは「慣れてきたら固ゆで卵黄」

国の「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年)は、離乳食の始め方をこう書いています。

新しい食品を始める時には離乳食用のスプーンで1さじずつ与え、子どもの様子をみながら量を増やしていく。慣れてきたらじゃがいもや人参等の野菜、果物、さらに慣れたら豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄など、種類を増やしていく。

離乳食の開始は5〜6か月ごろ。おかゆ→野菜→豆腐や白身魚、そして固ゆで卵黄の順です。

ひとつ前のガイド(2007年)では、卵黄は7〜8か月からでした。2019年の改定で、5〜6か月ごろに固ゆで卵黄を試してよいと書かれるようになりました。

卵黄と卵白、どっちが先?

ガイドの答えは「卵は卵黄から全卵へ」。卵黄が先で、卵白はあとです。

卵白の方がアレルギーの原因になる成分が多いためです。日本小児アレルギー学会の提言にも、卵白1gあたりの成分量が載っています。

出典:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)p32「離乳食の進め方の目安」。日本小児アレルギー学会「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」(2017年)。

離乳食の卵の進め方スケジュール(国の目安量の表)

ガイドの「離乳の進め方の目安」の表から、卵の欄だけ抜き出しました。1回あたりの量です。

時期1回あたりの目安(卵)我が家
5〜6か月ごろ量の記載なし。慣れてきたら卵黄を試す6〜7か月に固ゆで卵黄を耳かき1杯から
7〜8か月ごろ卵黄1個〜全卵1/3卵黄1個、卵白は少量
9〜11か月ごろ全卵1/2全卵1/2個
1歳〜1歳6か月ごろ全卵1/2〜2/31歳半ごろに全卵1個(かき玉うどんなど)

「卵黄1個」は、7〜8か月ごろの1回の目安です。多すぎではありません。

ただし、いきなり1個ではありません。1さじから始めて、様子を見ながら増やした先が卵黄1個です。

5〜6か月ごろの欄に量が書かれていないのは、このためです。「試してみる」時期であって、量を食べさせる時期ではありません。

ガイドには「あくまでも目安であり、子どもの食欲や成長・発達の状況に応じて調整する」ともあります。

我が家は1歳半ごろ、かき玉うどんなどで卵を1個使っていました。半分だけ使って残すのが、もったいなかったからです。

国の目安(全卵1/2〜2/3)より多めです。

出典:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)p34「離乳の進め方の目安」。時期の呼び方は、ガイドの離乳初期・中期・後期・完了期を月齢に置きかえています。

我が家の進め方:耳かき1杯から、必ず平日の午前中

上の子は湿疹があったので、とくに慎重に

上の子は、乳児湿疹とアトピーがありました。卵は6〜7か月ごろに、固ゆで卵黄を耳かき1杯から。

食べさせるのは必ず平日の午前中。何かあったら、すぐ小児科に行ける時間帯だからです。

ガイドの「1さじ」より、さらに少ない量から始めました。卵黄は、卵白に触れていない中心から取りました。

量の増やし方

  • 7〜8か月ごろ:卵黄1個まで。卵白は少量から
  • 9〜11か月ごろ:全卵1/2個
  • 1歳半ごろ:全卵1個(かき玉うどんなど)

下の子も、同じ順番で進めました。

正直、思うように進まなかった

卵は、ほかの食材のようにはいきませんでした。

アレルギーが心配で、増やすのがこわい。食べさせるのは平日の午前中だけ。

この2つが重なると、卵を試せる日がなかなか来ないんです。

予定どおりに進まなくても、それは普通のことだと思います。目安の表は、追いつくためのノルマではありません。

毎日の離乳食づくりは、生協の離乳食向けの商品にも助けられました。くわしくは離乳食に生協は必要?にまとめています。

湿疹がある子は別ルール。小児アレルギー学会の提言

日本小児アレルギー学会は2017年に、卵アレルギーの予防についての提言を出しています。

対象は生後6か月未満で、かゆみのある湿疹(アトピー性皮膚炎)がある赤ちゃんです。

  • まず湿疹を治す。スキンケアと医師の治療で、湿疹のない状態にする
  • そのうえで、医師の指導のもと、生後6か月ごろからごく少量の加熱した卵を食べ始める
  • 自己判断で始めない。必ずかかりつけの小児科医に相談する
  • 食べたときに皮膚の赤み・嘔吐・下痢・息苦しさが出たら、無理に進めず受診する

では、湿疹がない子は?提言の一般向け解説には、こう書かれています。

湿疹のない乳児は鶏卵アレルギーを発症するリスクが高くないため、特別な摂取の仕方をしてもそれ以上発症率を下げる効果は期待できません。母子手帳などに書かれた離乳食の進め方に従って、鶏卵摂取を開始してください。

つまり湿疹がない子は、国のガイドどおりで大丈夫。特別なことは要りません。

出典:日本小児アレルギー学会「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」(2017年6月)、同「提言の解説:患者・一般の皆様へ」(2017年10月)。

遅らせればアレルギーを防げる?国は「根拠なし」

「卵はできるだけ遅く始めた方が安心」と思っていませんか。国のガイドは、はっきり否定しています。

食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はない

小児アレルギー学会の提言でも、海外の研究が紹介されています。

加熱した卵を4〜6か月に始めた子と比べた研究です。10〜12か月に始めた子は卵アレルギーのリスクが5.9倍でした。

だからといって、あせって早く始める必要もありません。ガイドどおり、5〜6か月ごろに離乳食を始めて、慣れたら卵黄を試す。それで十分です。

出典:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)p33「食物アレルギーへの対応」。日本小児アレルギー学会「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」(2017年)に引用されたオーストラリアの研究。

固ゆで卵黄の作り方:しっかりゆでて、卵黄だけ取り分ける

ガイドが「固ゆでした卵黄」と書くのには、理由があります。

  • しっかり固ゆでにする。提言の測定では20分の固ゆでが基準
  • ゆでたら温かいうちに、すぐ卵白から卵黄を外す。そのまま置くと、卵白の成分が卵黄に移ることがある
  • 取るのは卵黄の中心から。卵白とくっついていた外側は避ける
  • 生の状態で卵黄を取り分けない。生の卵黄には、卵白が最大1〜2gほど混ざると報告されている

「卵黄だけのつもりが、卵白も少し食べていた」を防ぐには、ゆでてから取り分けるのが確実です。

我が家も、卵黄の中心から取っていました。最初の耳かき1杯は、中心だけで足ります。

半熟や温泉卵は、加熱が足りません。離乳食の間は固ゆで一択です。

出典:日本小児アレルギー学会「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」(2017年)「鶏卵に含まれる抗原量について」。

食べさせる時間は「すぐ受診できる時間」に

提言の一般向け解説には、初めて食べるときや量を増やすときの注意も書かれています。

初めて食べる時や増量する際には、アレルギー症状がでる可能性もあります。その時の対応をかかりつけの小児科医によく確認し、症状がでたらすぐ受診できる時間に摂取してください。

我が家が平日の午前中にこだわったのは、このためです。

夕方や休日に初めての量を試すと、何かあったときに救急しか選べません。

もし湿疹の悪化・赤み・嘔吐・下痢・息苦しさが出たら、無理に進めずに受診してください。

離乳食の食材は、生協の宅配にも頼っていました

我が家は1人目が0歳のとき、離乳食のために生協の宅配(おうちコープ)を始めました。

離乳食向けの商品シリーズや、冷凍の野菜・お肉を使っていました。

\資料請求は無料(神奈川・静岡・山梨)/おうちコープ 資料請求(公式)公式サイトはこちら ›

いまはパルシステムを使っていて、離乳食・幼児食向けのラインもあります。

パルシステムには、離乳食向けのおためしセット(980円)もあります。くわしくはパルシステムのおためしセットはどれがいい?にまとめました。

パルシステムとオイシックス、どっちが合う?

・冷凍の裏ごし野菜を使いたい
→ パルシステム

・牛乳や納豆を毎週おトクに頼みたい
→ オイシックス

パルシステムはyumyumの「うらごし」シリーズ(にんじん・かぼちゃ・コーンなど)、オイシックスは「牛乳とか飲み放題」(月1,598円・毎週3品まで)。出典:パルシステム公式「離乳食・ベビー用品」、Oisix公式(2026年10月20日確認)。どちらも使っているわが家の感想もふまえています。

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わが家は、上の子が1歳のころからオイシックスも使っています。離乳食・幼児食のコーナーもあり、まずはおためしセットで試せます。

※加入は無料で、出資金1,000円は退会時に返ってきます。

2つの生協の使い分けは、離乳食に生協は必要?にまとめています。

よくある質問

卵黄と卵白、どっちが先?

卵黄が先です。国のガイドに「卵は卵黄から全卵へ」とあります。

卵黄1個は多い?多すぎ?

7〜8か月ごろの1回の目安が「卵黄1個〜全卵1/3」です。1さじから増やした先の量なら、多すぎではありません。

7〜8か月から始めても遅い?

ガイドの目安では、7〜8か月ごろに卵黄1個〜全卵1/3です。この時期から始めるなら、1さじから様子を見て増やしてください。

遅らせてもアレルギーは防げない、というのが国の見解です。始められる状態なら、あまり遅らせない方がよいと思います。

湿疹がある。自分で少しずつ始めていい?

自己判断はやめてください。提言では、湿疹を治してから、医師の指導のもとで始めるとされています。

まずはかかりつけの小児科で、湿疹の治療と卵の進め方を相談してください。

つなぎに卵を使った食品はいつから?

卵黄も全卵も問題なく食べられるようになってからです。加熱が弱い食品もあるので、固ゆで卵で確認してから進めてください。

まとめ

  • 国のガイドでは5〜6か月ごろ、慣れてきたら固ゆで卵黄を1さじから
  • 卵黄が先、卵白はあと
  • 卵黄1個は7〜8か月ごろの目安量。1さじから増やした先の量
  • 遅らせてもアレルギーは防げない(国のガイド)
  • 湿疹がある子は小児科に相談。湿疹がない子はガイドどおりでOK
  • 固ゆでにしてから卵黄を取り分ける。生で分けると卵白が混ざる
  • 食べさせるのはすぐ受診できる時間。我が家は平日の午前中

卵のほかに気をつける食材は、離乳食で絶対ダメな食材にまとめています。

ヨーグルトの始め方は、離乳食のヨーグルトはいつから?にまとめました。

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出典:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)、日本小児アレルギー学会「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」(2017年6月)・「提言の解説:患者・一般の皆様へ」(2017年10月)。すべて2026年9月24日時点。この記事は一般的な情報です。お子さんの症状や進め方は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

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