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加湿器を使い始めると気になるのが「つけっぱなしで大丈夫かな」「電気代いくらかかってるんだろう」ということ。とくにスチーム式は電気代が高いと言われるので、不安になりますよね。
この記事では、象印のスチーム式を4年以上使っている我が家が、乾燥する秋〜春に毎晩どう使っているかと、公式スペックから計算した電気代をまとめました。部屋の広さに合わせて設定を変えるだけで、電気代は4倍以上変わります。結論から言うと、電気代が気になって「今日はつけるのやめておこう」と思ったことは一度もありません🌙
※数値は象印 EE-DF35/EE-DF50の取扱説明書の公開仕様にもとづきます。我が家が使っているのは旧モデル(EE-DD50)です。
まず結論:我が家の使い方と電気代
| 項目 | 我が家の実際 |
|---|---|
| 使う時期 | 秋〜春の乾燥時期(子が喘息気味のときは夏も) |
| つける時間 | 夜20時ごろ〜朝7時ごろ(約11時間) |
| 運転モード | 6畳の寝室は自動「ひかえめ」/日中のリビングは「標準」か「しっかり」 |
| 給水 | 夜だけ使う日は1日1回/日中も使う日は夜と日中の2回 |
| 電気代の実感 | 気にならない(暖房も使う時期なので切り分けできない) |
つまり乾燥する時期は、夜のあいだずっとつけっぱなし。これを4年以上続けています。それでも電気代が気になったことはありません。ポイントは6畳の寝室なら一番弱い「ひかえめ」で足りていることです。
1. 電気代はいくら?公式スペックから計算
その前に、象印の運転モードを整理しておきます。大きく2系統あります。
- 自動:湿度を見ながら加湿します。ひかえめ/標準/しっかりの3段階
- 連続:湿度に関係なく加湿し続けます。弱/中/強の3段階
ふだん使うのは自動で十分です。我が家も寝室では自動の「ひかえめ」にしています。
もうひとつ知っておきたいのが、スチーム式の消費電力は2種類あるということです。
- 湯沸かし時(最大):985W ← 沸かし始めの一時的なピーク
- 加湿時:410W(EE-DF50)/305W(EE-DF35)
「985W」という数字だけ見ると高そうですが、これは沸騰させるまでの一時的な出力。沸いたあとは加湿時の消費電力に下がります。ここを誤解すると必要以上に高く感じてしまいます。
加湿時410W(EE-DF50)をベースに、我が家の11時間運転で設定別に計算するとこうなります。
| 設定 | 消費電力の目安 | 1晩(11時間) | ひと月(30日) |
|---|---|---|---|
| 自動「ひかえめ」(我が家の寝室) | 約98W | 約33円 | 約1,000円 |
| 自動「標準」 | 約196W | 約67円 | 約2,000円 |
| 連続「強」 | 410W | 約140円 | 約4,200円 |
※1kWh=31円(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)で計算した概算です。消費電力は各設定の加湿量(115/230/480mL/h)から算出した目安で、実際は湿度に応じてヒーターがON/OFFするため変動します。
設定を1段変えるだけで電気代は倍以上変わります。我が家の寝室は6畳と狭いのでひかえめで十分。この場合1晩33円ほど、毎晩つけても月1,000円程度の計算になります。
逆に日中のリビングは広いので「標準」か「強」を使います。ここは電気代も上がりますが、加湿したい空間の広さが違うので仕方ない部分です。
2. 部屋の広さで設定を変えるのが一番効く
電気代を抑える一番のコツは、部屋の広さに合った設定にすることです。水の減り方を見ると違いがよく分かります。我が家は4.0Lタンクで、夜だけ使う日は給水1回で足ります。寝室でひかえめにしているからです。日中もリビングで使う日は、夜と日中で2回入れています。
| 設定 | 加湿量 | 11時間で使う水 | 4.0Lタンクで足りる? |
|---|---|---|---|
| 強 | 480mL/h | 5.28L | ❌ 途中で給水が必要 |
| 標準 | 230mL/h | 2.53L | ✅ 足りる |
| ひかえめ | 115mL/h | 1.26L | ✅ 余裕で足りる |
もし6畳の寝室で「強」にしていたら、11時間で5.28L必要になり、4.0Lタンクでは途中で給水ランプがついてしまいます。電気代も1晩140円。狭い部屋で強にするのは、電気代も手間もムダということです。
つまり「つけっぱなし=電気代が高い」ではありません。部屋に合った設定にすれば、朝まで放っておいても1晩30円台に収まります。まず自動の「ひかえめ」から試して、乾くようなら1段上げるのがおすすめです。
3. つけっぱなしにして問題は起きないの?
4年使ってカビ・ぬめり・においはゼロ
乾燥する時期は毎晩11時間つけていますが、ぬめりやカビ、いやなにおいで困ったことは一度もありません。
これはスチーム式の構造によるものです。水を沸騰させてから蒸気にするので、タンクの水に雑菌が繁殖しにくい。超音波式が「水をそのまま霧にする」のと決定的に違うところです。
「カビない加湿器はどれ?」と探している方には、この点でスチーム式をおすすめします。お手入れもクエン酸洗浄だけで済みます。
ただし「結露」には注意
取扱説明書には、低温時や長時間の連続運転で室内が結露することがあると明記されています。結露したら運転モードを変えるか電源を切るよう案内されています。
また壁・天井・家具の近くでは使わないことも注意事項です。蒸気が当たると結露してカビの原因になります。つけっぱなしにするなら置き場所は壁から離すのが鉄則です。
やけどにも配慮を
蒸気の吹き出し口は熱くなります。チャイルドロックはありますが、子どもの手が届かない場所に置くのは変わらず必要です。
4. 電気代を抑えたいときにできること
- 「入タイマー」を使う:寝る時間に合わせて自動でスタートさせれば、無駄な稼働を減らせます
- 部屋の広さに合ったサイズを選ぶ:EE-DF50は木造8畳/プレハブ13畳、EE-DF35は木造6畳/プレハブ10畳が目安。広すぎる部屋で小さい機種を使うと出力が上がりっぱなしになります
- ドアを閉める:加湿する空間が広がるほど電気代もかかります
- 湯沸かし音セーブを使いすぎない:静かにはなりますが、その分効率が落ちる場合があります
とはいえ我が家がやっているのは「寝室はひかえめ、リビングは標準かしっかり」と部屋で使い分けているだけです。それで4年間困っていません。
5. 4年使って気づいた、電気代以外のこと
蒸気で部屋が暖かくなる
これは使うまで気づかなかったのですが、スチーム式は部屋がほんのり暖かくなります。お湯を沸かして蒸気を出す方式なので当然といえば当然なのですが、体感としてけっこう違います。
おかげで我が家は暖房をつける頻度が減りました。つけるときも設定温度を低めにできています。加湿器の電気代だけを見ると「スチーム式は高い」となりますが、暖房代が下がるぶんを差し引くと、思っているほどの差ではないというのが4年使った実感です。
そもそも湿度が高いと体感温度は上がります。加湿と暖房はセットで考えたほうが、冬の電気代は正しく見積もれると思います。
最初の沸騰音は少し気になる
正直なところ、沸かし始めの音は少し気になります。電気ポットのお湯が沸くときと同じような音です。ずっと鳴っているわけではなく、沸騰するまでの間だけですが、静かな寝室だと耳につきます。
我が家の対策はシンプルで、寝る少し前につけておくこと。布団に入るころには沸騰が終わって静かになっているので、音が気にならなくなります。寝かしつけと同時にスイッチを入れるより、その前に入れておくのがおすすめです。
どうしても気になる場合は「湯沸かし音セーブ」機能もありますが、我が家は使っていません。つけるタイミングを早めるだけで十分でした。
6. 結局、電気代は「高い」のか
正直に言うと、スチーム式は他の方式より電気代がかかります。お湯を沸かす方式なので当然です。
ただ我が家の実感としては、冬の電気代が上がるのは暖房のほうが大きく、加湿器だけを取り出して「高い」と感じたことはありません。請求額を見ても、どこまでが加湿器の分なのか正直わからないレベルです。むしろ蒸気で部屋が暖まるぶん暖房を控えられているので、トータルではそこまで増えていない気がしています。
1晩100円と考えると高く感じるかもしれませんが、子どもが鼻づまりで夜中に起きない・のどをやられにくいことと比べたら、我が家は払う価値があると思っています。
方式ごとの違いや機種の選び方は赤ちゃんの加湿器は象印スチーム式が正解|EE-DF50とDF35で詳しく比較しています。

